2009年8月29日土曜日

Financial Timesが報道する日本の選挙事情

We live in FINANCIAL TIMES


ここ最近のFTの日本選挙関連のニュースを少しみていると、ひとことでいえば、

“国民は自民党がダメ過ぎなので、変化を求めているので、民主党が圧勝しそう。でも、民主党もチョットどうなのかなぁと国民は思っている”

と報道されています。

たとえば、Japanese in quest for changeというように、国民は変化を求めているのだと。戦後50年続いた自民党政権に嫌気がさしていて、だからこそ、Change in the air as polls point to DPJ winということで、DPJ民主党が、圧勝するだろう、DPJ heads for historic Japan landslideと書かれています。

とはいえ、Doubts over DPJ chief’s political wilesということで、鳩山さんもどうなのかねぇというトーンの記事も出てきています。こんなコメントも紹介されています。”People are going to vote for change they don’t believe in and for a leader they’re not too keen on,” says Jeff Kingston, professor of Asian Studies at Temple University.

Financial Timesの記事は、けっこう淡々と日本国民がどう「思っているか」その認知について語っています。その影響が世界にどう広がるのか、とかそんなことはおかまいなし。まあ、どっちでも、結局大差ないから、どっちでもいいんじゃないの、といったニュアンスも感じてしまうのは私だけでしょうか。

何人かの友人と、この日本の選挙について話すと、「ああ、うちの国も似たり寄ったりだよ、大問題だらけ、国はあてにできない」といった声をよく聴くんです。国をアテにしない生き方というのは、僕らの世代には国境を越えて、共通したモノがあるなぁと感じるのです。

さあ、これから選挙です!

我流:子連れ海外旅行のサバイバル術

前回の投稿の続編です。
http://london-twk.blogspot.com/2009/08/blog-post_28.html

子連れ海外旅行をいかにサバイブするか?
3歳の男子一人を連れて行くケース。

食べ物編:
やはり、twk Jr.は、すでに生粋の日本人であることがよく分かりました。旅行二日目から、「白いご飯たべたーい」と言い出すのですから。パン食が続くと飽きてしまうのです。パンが飽きると、パスタでごまかし、そのごまかしがきかなくなると、ご飯おねだり攻撃がはじまるのです。

だから、こういうときに心強いのが中華。世界中に散らばっている中国人のおかげで、主だった都市や観光地に絶対あるのが中華レストラン。それもリーズナブル。ここにいけば、白いご飯、チャーハン、野菜炒めなど日本人の味覚に合うモノが手に入る。中華レストランは要チェックなのです。

ありがとう、中国人よ!

宿編:
最近は、少し高めになってしまうのですが、ズバリそのエリアの中心部に位置するホテルをとるようにしています。たとえば、中央駅があれば、そのソバということです。必ず観光地には、そのヘソというものがあります。そこから様々なバスが出ていたり、ターミナルになっていたり、周りに有名な観光地がたくさんあったり。

そこに宿をとるのです。なぜか?

まず、第一に移動のロスを最小化するため。大人ならば、ちょっと歩けばつくところも、3歳の子どもと行くとなると、それはそれは大ごとになる。ベビーカーから降りるとか言い出したり。中心部に宿を取ることで、この手のロスを減らせ、ただでさえ、効率が落ちている旅行に少しでも楽にする方法なのです。

もうひとつは、子どもが昼寝をしたい!と言い出すから。やはり、3歳くらいで、かつ、旅行しているとなると、体力の消耗が激しいモノ。だから、どうしても昼下がり、眠くなるようなのです。そういったときも、中心部にあるホテルにサッと戻れると、それはそれは、子どもにとってもいいのです。

それから、ホテルにプレイルームのような子どもが遊べる場所があると、とても楽です。

また、以前のブログのエントリーでも書きましたが、ホテルではなく、アパートメントタイプのホテルも大いに利用する価値があります。アパートメントホテルは、キッチンなどがついているので、自炊が可能だし、部屋が少し広めなので、子どもも落ち着くようです。3歳の子ども(それも男の子!)がレストランに行って、終始おとなしくしていることはほぼ不可能で、それも疲れてきている場合は、なおさら。そんなときは、アパートメントのキッチンでさっと自炊などできるといいんです。

飛行機編:
ロンドンからだと、イージージェット、ライアンエアーなどの格安航空会社がバンバン飛んでいるので、それを使うのが常套手段ですが、ウチは最近は、もっぱら、ブリティッシュエアウェイズ(BA)

じつは、格安航空会社の参入とその繁盛ぶりに押されて、BAも相当に値段を下げているんです。だから、ヨーロッパを飛び回るならば、そんな劇的に価格差が出てくるわけではないのです。

格安航空会社の場合は、ルートンやガトウィックといった、少し離れた航空にいかなければならず、だいたいエクスプレス鉄道を使う必要があり、その分の料金を考えると、さらに価格差は縮まります。BAだとヒースローからの発着で、かつ、ちょうど我が家からだと、地下鉄一本で行けてしまうので、乗り換えの手間とかを考えると楽。

それと、なんといっても、時間帯。格安航空会社の発着時間は、時には殺人的なものがあるのです。格安にするだけあって、発着時間がちょっと不便。たとえば、ロンドン発朝の7:00とかざらでありますので、そうすると、国際便なので最低2時間前。朝の5時過ぎに空港についていなければいけない。さらに逆算すると、朝の3時に起床という悪夢のようなシナリオ。この時間帯に3歳児を起すとどうなるか・・・。断末魔。

だから、BAにこの点、分があるわけです。

ただし、BAの最大の難点は、食事!毎度おなじみの、冷えたサンドウィッチは、夢でそのあとうなされるほど、飽きてきます。ああ、もうちょっと良いものをだしてほしいなぁ。ですので、BAでロンドンを発つときには、必ずおにぎりをもっていきます。これで、twk Jr.もひとまず、満足、親も満足、そしてみんなハッピー。食事がまずいと、家族全体のパワーレベルが激しく落ちてくるので、じつは大事なポイントです。

観光編:
キーワードでいえば、体験系のスポットにすべし!の一言につきます。たとえば、海のクルーズであったり、野外系の博物館であったり、そんな子どもが参加できる、体でもって感じることのできる体感系のスポットを旅行の工程に混ぜておかないと、大変です。もちません。

とはいえ、美術館のような場所はどうするのか?これは、子どもの体調を見ながら、サッと巡るか、もしくは、夫婦交代で見に行って、その間片方が子どものおもりをするといった作戦をとるかのどちらかです。

そして、たまに夫婦でディナーとか、ショーを見に行きたいときは、現地のベビーシッターにたまに預けています。現地のベビーシッターを雇う方法は、よく分からないので、大体ホテル経由で申し込みをしています。Twk. Jrの場合は、言葉が分からなくても、電車で楽しく遊んでくれればとりあえず満足の様子。

反対に、観光中絶対にしてはいけないこと。「あとでおもちゃを買うから、今静かにしてね」という甘いフレーズを安易に発しないことです。これを発してしまうと、頭がおもちゃで一杯になって、ますますおもちゃをねだりまくるという悪循環にドボンとなります。

というわけで、これが現時点の我が家の旅行ポリシーですが、これも、子どもの成長に応じて変わっていくのでしょうね。

やはり、苦しみあるところに、顧客のニーズあり。子連れ旅行支援サイトは、数多くあります。こんなのも参考になります。

TravelWithYourKids.com
http://www.travelwithyourkids.com/

Flying with Kids
http://www.flyingwithkids.com/

Travel for Kids
http://www.travelforkids.com/

子連れ旅行海外旅行マニュアル
http://homepage2.nifty.com/kobu/

子連れde海外!!
http://www.kozure.net/

**

これからも、楽しく逞しく、新しい体験をしていこうと思います。

2009年8月28日金曜日

子ども連れ旅行、いかにサバイブするか!



ストックホルムからの帰り、British Airwaysの機内誌の表紙がコレ。Surviving the Family Holiday。そうです、まさにサバイブする、という言葉がぴったり。雑誌の内容は、様々な家族の旅行体験談がのっているというもの。ああ、みんな大変な思いをしているんだと、なんだか、子連れ家族との連帯感を感じさせる特集です。 みんなサバイバル旅行をしているんだ。


旅行ブローシャーのような優雅な体験がずっと続くわけでもなく、旅行雑誌のような甘い体験がずっと続くわけでもなく、いやいや、それこそ苦労の連続の上で旅行が成り立っているのです。というのも、子どもには、「我慢」というコトバが辞書にないのですから。

まずもって、ものすごい体力の消費を覚悟しなければいけません。子どもをたっこしたり、走り回っている子どもを追いかけ回したり、途中で泣き出すのをおだてたり。機嫌が悪くなって、叫びだして、周りからの視線に耐えねばなりません。こんなのが続くと、おそらく、大人だけで行くときに比べて、効率は半分以下。

でも、それはそれでいいのです。

朝から晩まで、ずーっと子どもと過ごす貴重な時間なんですから。喜怒哀楽の激しい子どもと一日中過ごして、そして、よく走り、よく笑い、よく食べる姿を見ていると、きてよかったなぁと思えるのです。旅行が終わると、大変なことはすぐ忘れて、楽しい思い出だけが頭に残り、だから、すぐ次の旅行に行きたくなる。人間とはかくも都合良くできているものです。

そんなこんなで、我が家式子ども連れ旅行のサバイブ方法を勝手に次のエントリで、書き綴ってみることにしましょう。

2009年8月26日水曜日

エストニアで見かけたクールな乗り物たち!



中世なタリンの街並みに、このワインレッドが絶妙に溶け込みながら、
その存在感をたっぷりと見せつけていました



オープンギャラリーの前に止まっていたアートなジープ
これも、ギャラリーの一部なのか!?



一体何人乗りの自転車!?
じつは、これ、旧市街を案内してくれるガイド自転車なのです。
ガイドが真ん中に座って、参加者5人はガイドを取り囲むように座る
動く井戸端会議みたいなコンセプトで、なんだか可笑しい
Posted by Picasa

2009年8月25日火曜日

ビジネス・ブレークスルー大学のオンライン・トークセッション

最近のセミナー・スタイルはどんどん進化しているようで、IT関連のセミナーだと、リアルのセミナーであっても、Ustreamを使って、動画をオンラインでリアルタイムに流し、その裏では、Twitterを使って参加者がつぶやいていたりする。

たとえば、グロービスで講師をされている家弓正彦氏も「新しい講演の姿!「えxぺ勉強会」で講演しました」というエントリで、こうした使い方に驚いていらっしゃる。

よくSkypeで会議などをやったりするとき、話すと同時に、チャットができて、より効率の高い情報交換ができたりするけれど、それと同じような感覚なのでしょう。コミュニケーションのラインが「音・映像」と「コトバ」の二つになる分、おもしろい。

そんな新しいスタイルで、ビジネスブレークスルー大学(設置認可申請中)が、モバイルコミュニケーションの伝道師 松村太郎先生をお迎えして、ITジャーナリスト林信行氏と縦横無尽に語るというのです。松村先生は、嘉悦大学でも教鞭をとられていて、そこではTwitterをすでに授業に取り入れているというから、やることが早い。

私も、これ、リアルで見聞したいと思っているのですが、果たして、その時間までにロンドンに戻れるか!明日、ストックホルムからロンドンに戻ります。

ビジネス・ブレークスルー大学ウェブサイトより:

世界中からトークセッション
http://bbt.ac/talk/index.html

モバイルコミュニケーションの伝道師 松村太郎先生が、ITジャーナリスト林信行氏と縦横無尽に語る1時間!

日本と海外のIT/モバイル動向を知り尽くす二人が、ITを使ったパーソナルメディアの変遷と現在について語り合います。そして、これからを生きる学生の皆さんに向けて、21世紀に求められる能力についても、わかりやすくお話し頂く予定です。

トークセッション概要実施日時:2009年8月26日 22:00~23:00 中継:Ustream + Twitter 登壇者:松村太郎(BBT)+ 林信行(ITジャーナリスト)
@taromatsumura / @nobi

プロフィール:
林信行(はやしのぶゆき)
Twitter: @nobi
IT ジャーナリスト 。アップル社を1990年から取材。インターネット関連の記事を、経済誌や新聞、パソコン雑誌に執筆。著書は「iPhoneショック」 (日経BP社刊) など多数、「スティーブ・ジョブズ~偉大なるクリエイティブディレクターの軌跡~」 (アスキー刊) など。

松村太郎(まつむらたろう)
Twitter: @taromatsumura CNET Japan,ASCII.JPなどで携帯メディアをテーマにしたコラムを執筆中。現在は執筆活動と、慶應義塾大学SFC研究所上席研究員として「個人メディア」の研究活動および同大学、嘉悦大学での講義を行っている。

立体的な街、ストックホルムを歩く

スウェーデンは、じつは日本人にとって、北欧の中でももっとも身近な国ではないでしょうか。

最近では、家具のIKEA、アパレルのH&Mは日本を賑わせたのは記憶に新しいところ。音楽ではABBA、そして、劇団四季のミュージカルで日本でも話題になったマンマ・ミーア。これら全てスウェーデン発。そのほかにも、携帯のエリクソン、自動車のボルボなど、実に多面的に世界に発信しているグローバルカントリーといえます。

歴史的にみても、スウェーデンは、北欧の中でも中心的な位置づけをしめてきました。なにしろ、国土は実に日本の1.2倍。首都ストックホルムは、北欧の首都とも言われてきていました。実際、ストックホルムは、この数百年ほど、他国からの侵略に見舞われたことがないそうなのです。

そんな多面的な表情をもつスウェーデン、そしてその首都ストックホルムのスナップショットです。

"水"
北欧のベニスと呼ばれるだけあって、水と船はこの街には欠かせない


"商"
中央駅付近には、多くの高級デパート、ショッピングセンターが建ち並ぶ

"粋"

老舗高級デパートNKの文具エリア

これぞ、日本人のもつ北欧イメージそのもの

思わず、ウィンドウショッピングに耽る



"力"
強い国、スウェーデン
王宮で、衛兵交代をみることができる
Posted by Picasa

書評:ワールドガイド 北欧 JTB

もっと良くなるのになあ、このガイドブック。

まずは、正確性です。

昼下がり、おもたいバックをひきずり、ホテルを探し回る。日差しは照りつける。子どもは疲れてきて、叫び出す。お腹がすく。ガイドブックの地図を頼りに、不慣れな都市を歩く。地図に書いてある場所にホテルがなぜかない。何かがおかしい。これは、まさに今日私が体験したことでした。そうなのです、ホテルの地図へのプロットが間違っていたのです。その上、地図の表記もザツで、高架になっている道路もそれと示されていないので、歩き回っていると分かりづらい。

さて、何とかホテルにつき、さぁ、昼ご飯はどうしようかと思っていると、twk Jr.が「白いご飯が食べた-い」と言うではないですか、「おおやはり日本人なんだなぁあ」としみじみ思いながら、ワールドガイドに記されてあった、「チョップスティックス」というチャイナレストランに行くことに。そう、いつだって、中華料理は僕らに見方です。中国人よ、どこの国にもたくましく進出してくれているおかげで、僕らは中華をどこでも食べることができるのです。

話しをもとに戻しましょう。この「チョップスティックス」、またもや地図の場所が実際と違うのです。一ブロックずれているのです。また、飲茶が25クローネ~(1クローネ14円)と記載してあるのですが、安いので40クローネくらいはするし、平均的には40~50クローネくらい。読者としては、プライスゾーンを見誤るかと思います。

また、スウェーデン料理を出すあるレストラン、プリンセンは300クローネからと紹介されているのすが、どう考えても、一人300クローネでは食べられないほど、実際は高めの料金設定なのです。前菜だけで、200クローネくらい軽くいってしまうプライシングなのです。安い飲み物と軽い前菜で、たしかに300クローネ~といえますが、果たして、それが読者に親切かどうか。

次に、一貫性が欠けるかなと。

一貫性が欠けるというのは、言い換えれば、この本の想定している読者ターゲットが見えづらいのです。

モデルコースとして、紹介されてあるものは、たとえば、11日間で4カ国巡るというけっこうタイトなスケジュールで、若者向けを想定しているのかと思うのです。また、冒頭にも、「航空券だけを買って旅するという人」に役に立つと書いてある。その一方で、紹介されてあるレストランは、どちらかというと、高額帯が多いのです。

欧州版の「ワールドガイド」ではないのですが、このスペイン版のワールドガイドに掲載されてあるレストランを、スペイン人にレビューしてもらったことがあるのですが、「この本は、高いところしか紹介しないんだねぇ、こんなところはいけないなあ」とのこと。

おそらく、JTBのガイドブックなので、本来は、やや富裕層以上の人が読者層になるべくところを、「地球の歩き方」から少しでもパイをとろうと、若者を狙うニュアンスを出してしまったために、そこで、不整合が出てしまったのではないかと勝手に推察しています。

読者、旅行者の視点を忘れていると感じるなあと思うのは、紹介はしてあっても、アクションを起こせないことがあるのです。たとえば、代表的なスウェーデン料理として、アジのフライが紹介されてあって、日本人バリバリの私としては、アジのフライにぐぐっときてしまう。ところが、それがどこで食べられるのか、またアジのフライと書いてあるだけで、現地のコトバでどういうのかが書いてないため、今一歩行動に移せなかったり。

**

と、一ユーザーとして、徒然なるままにコメントするのは簡単だけど、改めて、ユーザー視点でモノヅクリをするというのは難しいんだなあと自戒の意味をこめて思います。商品やサービスをつくりこんでいると、自分の趣味に走ったり、納期が迫っていて「分かっているけど、今はムリ」と思ってしまったり、チームの力量で実現できないとあきらめたり、いろんな顧客の声がありすぎてどれに対応すればいいのか分からなくなったり、自分の心が折れそうになって「これで、イッカ」とあきらめたりと。

コンサルティングのプロジェクトでもそうですが、クライアントの満足に応えるのは、ときには、というか多くの場合、険しい道なりなんですよね。でも、常にクライアントと接する仕事をしてきたからこそ、いつも緊張感がもていたと思いまし、そこに喜怒哀楽があると改めて振り返ります。

2009年8月23日日曜日

船旅その3:客船からは絶景

本当に美しい
デッキに出れば、空と海と大地を楽しむ

海をどこまでも進んでいく船
ただただ、海跡が残っていくだけ

雲が織りなす壮大な芸術

目が覚めれば、群島諸島
そこを縫うように船はゆく
群島諸島にある別荘がたくさん見えてきた
もうすぐ、ストックホルムだ
ありがとう、バルティッククィーン号!

Posted by Picasa

船旅その2:最新客船の中はこうなっているのか!


タイタニック号ほどの豪華客船ではないにしろ、客船は、船ではなく、「動く商業施設」、すなわち、船と商業施設のコンビネーションなんだとつくづく感じる一晩でした。

まず、これ。タリンのスーパーではなく、客船の中にあるスーパーです。広めのスーパーが後ろに広がり、そして普通にレジがあります。



そして、朝5時まで踊り続けることができます。もちろん、DJもいます。

そして、劇場もあります。

レストラン、カフェテリア、バーなどがいくつも入っています。


そして、カジノも。


まじめに、会議を行うこともできます。 その他、サウナ、子ども向けのプレイルームなどなどがあるのです。 比較的数多くの施設が無料で入ることができます。ただし、もちろん飲み物などを頼めば、お金はかかります。とはいえ、税金がかからないので、うれしいことに、気持ち安く感じるのです。北欧は付加価値税(消費税)が高いですから。


気になるお値段ですが、家族3人で、180ユーロ、日本円にして、24,000円くらい。朝食ビュッフェ込み。これは、リーズナブル!といえるのではないでしょうか。もちろん、17時間という長旅ではありますが、それを楽しみ、宿泊ができて、さらに移動までできてしまうと考えると、こうした旅も費用対効果高いと思えるのです。

それにしても、これだけの施設を運営しつつ、航海していくのはそれこそ、多くのノウハウが必要です。ちなみに、運営会社は、TALLINK社、エストニアの会社です。売上高は600億円ほど、利益も100億ほどだしている優良企業のようです。

Posted by Picasa

船旅その1:最新鋭バルチック・クイーン号でストックホルムへ

生まれてはじめての客船一晩の旅です。

エストニアのタリンから、スウェーデンのストックホルムまで、17時間の旅です。18:00に出発して、翌朝10:00に到着(時差1時間)します。北欧の夏は、夜が短いため、夜行とはいえ、外の景色もたっぷりと楽しむことができます。さあ、TALLINKのデスクで、チェックイン!

シェンゲン協定のおかげで、パスポート・コントロールは一切なし!予約票をみせて、あっさりとチケットを発券しておしまい。


ボーディング時間は、10:00~17:40。えっ、10時から?そうなのです、朝からこの船に入れるようなのです。船といっても、ホテルとさまざまな商業施設が入っているので、早めに乗り込んでも楽しめるのでしょうね。


今回、乗るのは、右側、白を基調にしたバルチック・クィーン号です。この船はまだ2009年4月に!就航したばかり。部屋数900、乗客数2,800人、スタッフ2,500人を乗せる、最新鋭の大型客船です。タイタニックの乗客人数が710人であったことを考えると、時代は進歩したものです。

新しいので、船内どこにいってもきれいで、本当に気持ちがいい。

でも、客室は、狭い!お金を出せば、ホテル並の豪華部屋もあるようですが、やはり学生の身。そうは言ってられません。でも、寝るだけの部屋だから、それでいいのです。

Posted by Picasa