30年前と今では、働き方はまるで違う。たとえば、フレキシブル勤務なんてなかったし、女性が働くことも極めてまれだったのです。それが、今ではそれが当たり前。
それでは、未来はどうなのだろうか?平均寿命は90歳を越え、60歳を越えてもまだまだ元気な人が多い。
退職してから30年もある。みなそうそうと仕事をやめるとも思えない。そう考えただけでも、僕らの働き方はまだまだ変化していくことだけは確実。
LBSの組織行動の教授、リンダ・グラトンの研究プロジェクトFuture of Work Consortiumにリサーチャーとして参加しているのですが、このテーマが面白い。自分の働き方を振り返る上でとても役に立っています。
このプロジェクトで着目している大きな変化を引き起こす要素は、次の5つ。
1.技術の進化
・ユビキタス化
・技術の低価格化
・新しいインターネット技術の台頭
2.グローバル化
・新興国からのタレント輩出
・人口の都市集中化
・世界交易の拡大
3.人口構成の変化
・先進国の出生率の低下
・長寿化
4.社会の変化
・世帯当りの人数減少
・人々の大企業嫌い化トレンド加速
・フレキシブル勤務の浸透
5.低炭素化
・CO2排出と温暖化
とくに、日本を考えるのであれば、さらに考えておかなくてはいけないのは、3.における人口減少。
こうした要因が重なり合い、お互いに影響を及ぼした結果、どんな将来が待っているでしょうか?
こうした5つの大きなうねりは、
コミュニティのあり方
組織のマネジメントの仕方
チーム運営の方法
個人のキャリアのあり方
を必然的に変えていくことになるわけです。ときにはこうしたマクロトレンドに思いを馳せながら、目の前の仕事に向き合う必要を感じるわけです。
2010年3月25日木曜日
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