2008年11月14日金曜日

パリの休日~ファイナルグランプリシリーズ~



パリにきています。早起きをして(朝5時!)、最寄り駅からEurostarに乗ること数時間で、パリの北駅に到着です。もうかれこれ、10年ぶりのパリでしょうか。こちらパリも、ロンドンと同じかもしかしたら、もっと寒いくらいの気温かもしれません。そして雨。この何となくどんよりとした、なにかすかっとしないところが、いかにもParisという感じでしょうか。雨で建物が濡れていると、なぜか絵になります。

そして、ロンドンと同じ、同じヨーロッパ街並みなのに、当たり前ですが、言語はフランス語に様変わりで、コミュニケーションをとるのにもちょっと一苦労。ふと、考えてみると、ヨーロッパ圏で英語を母国語としている国はわずか、というよりイギリス、それも一部の地方だけ。英語は文化的にはとてもマイナーなのだなと改めて気づかされます-ビジネスは別として。

じつは今日は、フィギアスケート・ファイナルシリーズ第4戦フランス大会の初日です。さっそく行ってきました。スポーツはどれもそうだと思いますが、やはり生でみると迫力が違います。テレビでは見て取れない、演技の質感も伝わってくるようで、素人の私でもかなり楽しめます。

日本だとこのファイナルシリーズはたしか、朝日かなにかで放映されるほど人気ですが、会場はガラガラ。自由席なのに、妻と私でかなり前の方の席で楽しむことができました。そもそものフィギアスケートの国民的人気のレベルも違うということもあるかもしれませんが、こちらにきて思うのは日本は、興味の対象がかなり集中化しているということ。日本だとチケットが数時間で売り切れ、とかそういうのが常ですが、こちらだと、よほどのことがない限り、ほしいと思ったチケットは手に入るような感覚です。

さてさて、われわれ日本人の期待は、なんといっても、浅田真央でしょう。浅田真央がリンクに登場してくると、一斉に歓声があがります。この会場にこんなに日本人がいたの!と思うくらい、いたるところで日の丸の国旗もみえました。期待は募るものの、浅田真央、はじめのジャンプがうまくいかず・・・。その後も、その失敗を精神的に引っ張ったのか、なぜか演技にきれがなく終了。しかし、それでもSPで堂々の二位ですから、明日のフリーで頑張れば十分に優勝は射程範囲内です。



それにしても、浅田真央に限らず、フランスのジュベールなどの超大物スケーターもミスを連発していて、やはり「本番」に向けたコントロールはなんとも難しいものだと感じさせられます。

明日もこのファイナルシリーズ、見に行く予定なので、果たして最終結果どうなるか、しっかりと見届けたいと思います!

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