2010年5月10日月曜日

英語をしゃべれるようになるための「10歳の法則」

猫も杓子もグローバル、国際化と叫ばれて、英語の必要生はますます高まっている風潮の中で、「ああ、ネイティブのように英語をぺらぺらとしゃべれたらなぁあ」と思う人も多いのではないかと思います。いわゆる、バイリンガル(日本語も英語もぺらぺら)への憧れです。

じつは、英語をぺらぺらにしゃべれるようになるためには、「10歳の法則」なるものがあるのです!

まず、その一。帰国子女はだれもがみな英語をぺらぺら、バイリンガルかと思っている人もいるかもしれませんが、じつは、必ずしも正しくありません。

たとえば、私も3歳から7歳イギリスに小さい頃住んでいましたが、残念なことに、バイリンガルではありません。発音は、きれいだねぇ、とよく言われることはありますが、本人としては、断然日本語の方がしゃべりやすいわけです。

でも、今でも憶えていますが、7歳の私は、日本語よりも英語が得意で、むしろ日本語の発音に問題があったくらい。日本に帰国したときには、小学校のともだちによく笑われたものです。

10歳より前に日本に帰ってくると、日本語の環境にあまりにもすぐ適応して、あっさりと英語を忘れてしまうわけです。そうなのです、10歳をまたいで海外に住まないといけないのです。

さて、その二。10歳以降に海外に住み始めた場合どうなるでしょうか?

もちろん、日本で英語を勉強するよりは、確実に上達します、間違いなく。ところが、発音の面などで、完全にはネイティブにはなれない。やはり言語を学ぶ能力は、10歳を越えて少し衰えるらしいのです。

ここでもやはり、10歳より前から現地に住み始めることが重要そうです。

みなさんの周りにいるバイリンガルを思い浮かべてください。その人は、何歳のときに海外で生活をしていたか?

そう、10歳は大事な歳なんですね。

海外に移り住むとまでは言わないまでも、この意味するところは、言語を学ぶには、10歳をまたいで、継続的に学習することが鍵といえそうです。

英語が堪能な国民は、この10歳の法則をじつにうまく使っています。たとえば、フィンランド人は、かなり英語が流ちょうですが、彼らは9歳で英語の学習をスタート。インド人は5歳でスタート。さて、一方、日本は、12歳でスタート。この10歳の法則を見事に違反しているといえそうです。

英語をしゃべれるようになるための「10歳の法則」。まったく学術的な裏打ちはないけど、信憑性高いと密かに思っている仮説のひとつ。

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