2009年8月21日金曜日

エストニア:タリンの街並みはどこかディズニーランド的

エストニアは、フィンランドのすぐ南東に位置するバルト三国の一国。ちょうど、東ヨーロッパ、北欧、ロシアに挟まれるように位置し、それがために、ドイツ、スウェーデン、ロシアに侵略され続ける悲しい歴史をあわせもっている。
ロシアとヨーロッパの交易地点として発達した短い期間はあるものの、多くの期間は要塞として機能していたようだ。エストニアとして、独立したのはソ連邦が崩壊した20年前。


Tallink号でフィンランドヘルシンキから2時間、タリンの港にフェリーがゆっくりと入港。今は、北欧、バルト三国間はフェリーの往来が活発で、巨大なフェリーが何台も停泊している。フェリーは、多くの観光客を連れてくる、大事な産業だ。昔からのバイキング文化の名残りだろうか

Medieval Crossroadsと言われだけのことはあり、中世の面影を色濃く残す旧市街。でも、旧市街区画をはずれると、そこは近代化を目指す都市がそこにある。この旧市街と新市街の強烈なギャップを見るにつけ、この街並みを死守しようとする意気込みを感じるのである

タリンの中央広場。ここを起点にさまざまな場所へ歩いてゆける。空気がどこまでも澄んでいて、心地よい。


この旧市街、観光地化が進んでいて、観光客向けのカフェ、レストランなどが目白押し。旧市街を死守すると共に、それを一大産業としているしぶとさをどこそことなく感じる。このタリンは、中世の面影を残しつつも、かなりの観光くささも醸し出している。民族衣装に扮したウェイトレスがいたりと、そう、どこかディズニーランドの一区画にいるような、そんな人工的な手触り感もこの街には感じるのである。

中世の街並みを保持しようとする伝統主義と、そこから儲けようとする商業主義。この二つが同居するのがタリンというのが今のところの第一印象。

今日はタリンDay2、さあ、もう少し、タリンの街を散策してみよう。

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