日本からスペインへはじつは直行便が飛んでいません。ロンドンやオランダなどのヨーロッパのの都市で一度乗り換えてこなければいけません。文化的、経済的にもにもラテンで南米と親密ですので、そういった点からも日本とつながりがうすい。
ところが、地理的な環境を見ると、意外と似ていることに気付かされます。まず、緯度がだいたい同じ。山がある。海に囲まれている。だからなのかどうか分かりませんが、日本食との共通点があり、だからこそ、私たち日本人はスペイン料理がウマイ!と思うのではないかと勝手に推測しています。
いやいや、スペイン料理は本当においしいのですよ。
ハムとチーズの盛り合わせ。スペインの生ハム、ハモン・セラーノは、口に入れると、塩味が絶妙でとろけそう。このあたりはどこかとろや和牛の感覚と近いのかもしれない。
これは、タパスの基本形とでもいいましょうか、ホタルイカの天ぷら。スペイン人の友人曰く、これは絶対食べろ、とのこと。
オリーブオイルで揚げてあるので、香りがとてもいい。レモンを搾って、熱々のまま口に頬張る。外はかりっとしているけど、ひとたびかむと、中はジューシー。アツアツと言いながら食するのが美味です。
そもそも、天ぷらのルーツは、このオリーブオイル揚げがルーツだとか。日本人の味覚に合うわけですよね。
そして、おなじみのパエリア。ライスに魚介ベースでの味付けですから日本人好みにきまっています。子どもは正直なもので、パエリア大好きと化し、顧客満足を通り越して、歓喜のダンスを始める始末。そう、顧客歓喜はこういうことですね。
そして、数々のタパス。食べきれません。調子にのって、オーダーしすぎました。
もちろん、イベリコ豚もおいしくいただけます。野菜ときのことともにいただくこのイベリコ豚も、ポーク料理が大好きな日本人の味覚によく合うこと。
やはり、人間、食べ物が豊かだと幸せになれるのだと実感させてくれるのがスペイン料理。
やはり、人間、食べ物が豊かだと幸せになれるのだと実感させてくれるのがスペイン料理。
私たちがスペイン料理が好きなように、じつはスペイン人も日本料理好き。私のスタディ・グループメンバーだったスペイン人も毎日のように寿司を買って食べていると言っていたっけ。
先日は、スペイン人ファミリーと料理を教えあう会をやったほど。我が家で食事するときは、日本料理を教え、こちらから向こうにお邪魔するときは、スペイン料理を教わるというもの。料理をつまに話しも盛り上がり、このやり方はなかなかいいことを発見。
そう、スペインとは“食”でつながります!
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