みなさん、Eメールを上手に書けるでしょうか?
私たちは誰でも、何気ないEメールをもらっては喜んだり、何気ない励ましの言葉がうれしかったり、はたまた、メールでドキッとさせられたり、怒ったりとしているのではないでしょうか。誰かからの返答を長らく待ったり、きつい依頼分を送ったり。
メールは実に私たちの日常の喜怒哀楽といった感情と密接になってきていると思うのです。
ビジネスにおいてもメールは重要で、マネージャーならば、最低1割、多い場合では2,3割の時間、もしくはそれ以上の時間をメール処理に使っているはずです。最近はブラックベリーやiPhoneが出てきたおかげでもっと増えているかもしれませんね!
この時間の多さは半端な量ではありません。私たちは、莫大な時間をメールに注ぎ込んでいるといえます!
でも、これだけ、私たちの生活にインパクトがあるにも関わらず、この「メール」という響きが軽いのか、こちらのマネジメントの教授に聞いてみても、まだそういう分野(すなわち、マネジメントにおけるメールの効果的な使い方とか)はまだまだないのだそうです。
日本から送った1冊にこんなのがありました。ぱらぱらと読んでみると、これがスゴイ。じつによくできているんです。
つまるところは、英文のメールの書き方なのですが、タダ単に例文が並んでいるのではなく、相手との人間関係におけるパワーバランスや、依頼する内容、礼儀などに応じて、事細かに例文が分析とともに掲載されてあるのです。
とくに巻末の「状況別」依頼表現100 (100 ways to ask)は圧巻です。“フレーズは、ソフト(丁寧)な表現から徐々にキツイ表現になるようリスト化されている”とのこと。
「FastPACK(架空の配達サービス名)で送ってください」という依頼が100通りに並んでいるのです。
たとえば:
非常に丁寧
Do you think you will be able to send it by Fast PACK?
丁寧
I hope you’ll be able to send it by FastPACK.
I wonder if I could ask you to send it by FastPack?
ソフトかつポジティブ
I would be grateful if you would send it by FastPACK.
Could I trouble you to send it by FastPACK?
礼儀正しいがちょっとキツイ
I think we need you to send it by FastPACK
礼儀正しいが相手にノーと言わせない
Would you send it by FastPACK?
直接的な命令
We expect you to send it by FastPACK.
I advise that you send it by FastPACK.
というわけで、この本、読み物としても面白い。
改めて、コトバは、表現豊かになりうることを再認識させられた一冊です。
話しは戻って、メールのビジネスにおける重要性は高まってきているように思います。この本のようなノウハウがもっと共有されてもいいかと思っています。何かおすすめのサイトや本などがあったらぜひ教えてください。
2009年12月7日月曜日
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