2008年8月30日土曜日

オリエンテーション3日目-野外アクティビティ

この日は、眠い目をこすりながら、学校の前に早朝6時45分集合。ロンドンの西の方へバスで移動すること1時間半で、野外アクティビティを行う場所に到着です。


これから1年間、苦楽をともにするスタディ・グループの面々と野外アクティビティをすることで、チームビルディングを行うというものです。実際にチームで活動をすることで、チームメンバーとの距離がぐっと縮まりました。それに、アクティビティがけっこう楽しかったです-オリエンテーションの中で一番おもしろかったと思います。何をしたのか?4つのアクティビティを朝から夕方まで行いました。どんなアクティビティだったのか?どんな学びがあったのか?そのあたりを少し書いておきたいと思います。



まずは、ウォールクライミング!私にとっては初めての経験でしたが、無事上ることができました!この何がチームビルディングなのか?何が学びだったのか?疑問に思うかもしれません。

じつは、チームの一人の女性は、途中で怖くなって、上まで登らずに降りてきたのですが、その後、みんなが上に登っていくのをみるにつけて、その女性がぽろっと、「私も上まで登ればよかった」という。すかさず、インストラクターが、「じゃあ、登ってみる?」と声をかける。周りのみんなも、「もう一回チャレンジしてみなよ!」と声をかける。そして、その女性は、おそるおそるもう一度登ることを決意するわけです。

そして、もう一度、その女性はウォールクライミングにチャレンジ!もう一人の女性とペアで登ることになりました。みんなが見守る中、徐々に登っていく。二人の女性はお互いに励まし合いながら登っていく。途中、立ち往生すれば、下にいるみんながアドバイスをしていく。インストラクターも下から「何がしたいんだっけ?」と声をかけ、「上まで登りたい」と答える-そうゴールを確認させているのです。




で、二人とも無事上まで登頂!拍手がわき起こる。

はじめは、「できない!」と思っていても、チーム・ダイナミクスが働いて、「できる!」ようになったわけです。これは本当におもしろいことだと思います。じつは、ウォールクライミングはすごく安全なんです。仮にウォールから滑っても、ロープが体についているから、ただ宙づりになるだけ。別に落ちることもないわけです。インストラクターのサポートもあるし、チームメンバーは下から励ましてくれる。すべてのサポートはあるわけです。では何が「できない」と「できる」を隔ていたのでしょうか?

そう、つまるところは、その人の「心の壁」なんです。もう「できない!」と思うから、できない。「できる!」と思えばできる。心の持ちようで、結果は天と地ほどの差が出てくるまさに好例なわけです。

今の自分に置き換えれば、LBSという心強いサポートがある。別に失敗しても、キャリアに傷つくことはない。キャリアサービスも提供されれば、必要なスキルも伝授される。ウォールクライミングと全く同じです。ようは何かを成し遂げられると思うかどうか、その心の持ちようで、キャリアも大きく変わってくることを学んだわけです。知らぬ間に「心の壁」を作ってしまうものです。それを取り払うことで、また新しい世界が広がってくる。そんなことをこのウォールクライミングから学びました。

こんなアクティビティをそのほかに、3,4つ行い、どれも楽しいものでした。今までやったことがないアスレチックをやらされて、ちょっとはじめはこわいけど、終わってみるととても、いい思い出になるという感じです。自分の「Comfort Zone」を抜け出すことで、また新しい世界が見えてきて、じつはその新しい世界はとても楽しいことに気づくわけです。だから、MBAコースでは、自分の「Comfort Zone」を抜け出してみようよ!というのも、もう一つのメッセージなのだと思います。

こんな学びをすると同時に、新しいクラスメイトに次々と出会う。そして、みんな多様なバックグランドを持っている。たとえば、私のスタディ・グループでいえば、ペルーでピザ・レストランチェーンや、ナイト・クラブを起業している人がいるかと思えば、グーグルやダブル・クリックなどのIT企業で技術者として活躍する人もいる。もちろん、PE、インベストバンカー出身者もいるわけです。人に出会うたびに、違うキャリアがある。そして、いろんなオプションの可能性にあることに気づきま

だから、もう少し目線を引いて、より広いオプションの中から、自分で決めつけた「Comfort Zone」を取り払って、今後のキャリアを考えていくのもありだなあと思うわけです。まだ始まって、1週間もたっていませんが、大きな揺さ振りを受けている感じがします。

最後はバーベキュー!



その後、帰途につくのでした。家に帰ると、体を動かしたので心地よい疲労感を感じながら、すぐ眠りに落ちたのでした。

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