2009年9月13日日曜日

王立植物園で楽しむロンドン休日

Hampstead Heathに続き、この王立植物園もただ者ではない。ロンドンから地下鉄で30分ほどのところに、通称Kew Gardenと呼ばれる王立の植物園があります。

もともとは、テュークスベリーのケープル卿の庭だそうで、庭にしては広すぎる100ヘクタール以上(東京ドーム25個くらい?)。その後、いろいろな顛末を経ながら、国立の植物園へとなっていったようです。

植物園とはいえ、ちゃんとした研究施設でもあり、植民地からもってきた植物の研究、それらの品種改良をせっせとやっていたのがここ。そう、やはり大英帝国だけのことあって、世界中を制覇して、世界中から植物をとってきて、それを最高の技術でもって、この庭に植えまくったのがキューガーデンというわけです。

その伝統を大英博物館と同じく、今でもきちんと引き継ぎ、それこそ莫大な数の植物と花を楽しむことができます。 ユネスコ世界遺産。

   植物館が敷地内にいくつか点在。


緑の芝と青の空のコントラストが鮮やか

マニアックにコケそれぞれに細かく名前が。さすが植物研究機関!

過去の蓄積を生かし、そして世界有数の研究機関とも活躍し、それでいて市民にもこうした「植物園」という形でその便益を提供しているこのコンセプトがなんだか新鮮で、そして心地よく感じられた日でした。
やはり、ロンドンは、“園”に強いようです。まだまだ訪れるべきところはたくさんありそうです。地道に回っていきながら、イギリスらしい庭園を味わっていこうと思います。
Posted by Picasa

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