2009年11月26日木曜日

イノベーション産み出す問い:Eメールを今発明したらどうなるか?

Eメールを今発明したらどいうものか?


だれもが使うEメール。これを今、発明したらどんなものになるか?


これがGoogleの開発メンバーが、Google Waveを開発するときに投げかけた問い。いや、じつにいい問いではありませんか。



Google Waveは今年の5月にリリースされた、Googleが放つEメールにかわる次世代のコミュニケーションツールです。



リアルタイムにドキュメントや画像などを編集作業できるかなりのすぐれものです。とくに、そのリアルタイム性がウリで、メールを書く際も、相手が一字一字打ち込むのがこちらの画面で確認できるからスゴイ。



私たちは、会話するときも、相手が話し終わったあとに、話しの内容を理解するのではなく、逐次理解しているもの。だから、インターネットの世界でもそうあるべき、ということなのです。



さらに、違う言語でテキストで打ち込んでも、これまたリアルタイムで翻訳していくから、異国のヒトとリアルタイムチャットもできてしまう。







私もまだ使い始めで初心者ですが、慣れるためにあるプロジェクトでは、このWaveを使ってコミュニケーションしようということにしています。(詳しい方いろいろ教えてください!)



話しは戻って、このWave開発にあたっての、問いかけが秀逸。今、Eメ-ルを創るとしたら、どういう姿形をするか?



Googleによれば、Eメールが発明されたのは、40年前。メールなんて、最近のこと、と思っていたら大間違いで、もうかれこれ40年も経つのですね。それから、というもの、ブログ、ソーシャルネットワーク、Wiki、Twitter、Flickrなどなど数え切れないほどのコミュニケーションが出てきました。



であるならば、そういった今流のコミュニケーションスタイルを踏まえて、僕らが今、最も頻繁に使っているEメールを作り替えるとしたら、どうなるか?と問うたら、それこそ、様々なアイディア、インプレーションがわいてきそうです。



こういうのを、リンダ・グラトン教授流にいえば、Igniting Question -燃え立たせる質問-というのでしょう。Igniteとは点火する、という意味。着火させる、そのきっかけをあたえる質問という意味あいです。



こうしたIgniting Questionsを次々と投げかけて、みなをびっくりさせるサービスをリリースし続けることができる。



であるとするならば、みなさんの業界、会社、部署、もしくはチーム、はたまた個人の成長に向けたIgniting Questionは何でしょうか?



たとえば:



戦略コンサルティングファームというビジネスモデルが出現してから、かれこれ100年。その間、基本的なビジネスのやり方は変わっていません。今、0からコンサルティングファームをつくるとしたら、どういう形になるか?



なんていうのは、どうでしょうか。不思議なことに、この業界も基本的な仕事のやり方は驚くほどかわっていません。アイディアあったら、ぜひ募集中です。

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