抜けるような青い空とでも言うような天気のときには、青い芝生で寝そべるのが何とも似合うのがイギリスの公園。この日は、ピクニックとBBQのためにあるのではないかと思うほどの春の日差し。
友人夫妻とリージェントパークの北に位置するプリムローズヒルに行ってきました。ゆるい小さな丘でできたこの公園は、リージェントパークほど大きすぎず、でも見晴らしはよく、そして、子ども向けのプレイグラウンドもあるので、ファミリーには格好の場所です。
2010年4月25日日曜日
2010年4月21日水曜日
イギリス最大の湖:ローモンド湖を訪ねる
スコットランドの大都市グラスゴーからわずか鉄道で45分―そこには、イギリス最大の淡水湖であるローモンド湖が広がります。英国らしいゆるやかな丘と静かな湖に囲まれながら、自然を楽しめる絶好のスポットなのです。
MBAの科目の中で最も役に立つものは何か?
みなさん、こんにちは。MBAの科目の中で、最も役に立つクラスは何だと思いますか?
MBAではじつに幅広く多くのことを学びます-たとえば、1年目の必修科目だけでも以下のように戦略、ファイナンス、組織、マーケティング、オペレーション、起業、経済などと多岐にわたります。さらにこれに加えて、2年目にとる選択科目が加わります。
LBSの必修科目:
Business Ethics and Corporate Social Responsibility
Business Statistics
Finance
Financial Accounting
GLAM (Global Leadership Assessment for Management)
IT for Business Value
Managerial Economics
Managing Organizational Behavior
Strategic Problem Solving
Strategy
Understanding General Management
Decision and Risk Analysis
Discovering Entrepreneurial Opportunities
Management Accounting
Marketing
Operation and Technology Management
Understanding International Macroeconomics
さあ、どれが一番役立つのでしょうか?
多くの卒業生にインタビューした結果、一致した結論は、意外や意外、ズバリOrganisational Behaviour、すなわち、組織行動論といわれる分野です。リーダーシップ、チームワーク、モチベーションパーソナリティ、コンフリクトマネジメント、ネゴシエーション、組織風土、組織変革、組織設計を扱う一連の理論です。
多くの卒業生が言うには、実際に授業を受けているときは、「なんだかフワフワした話しよなあ、なんか勉強した気にならない」という印象をもつのですが、卒業してみて、見返す唯一のバインダーは、ファイナンスでもストラテジーでもなく、この組織行動論だというのです。面白い現象です。これは何を示唆しているのでしょうか?
結局、最後はヒトにいきつくということ。そして、ここが大事なのですが、ビジネススクールが確立してきた理論の中でも、最も実務に役に立っているのがこの組織行動論といえるわけです。
このブログを読んでいただいているみなさんはお気づきのことと思いますが、個人的には、組織行動論には今、多大な関心を寄せていて、LBSでも、Change Managementを専攻し、全ての組織行動論の選択科目をとっています。
欧米式の組織行動論は日本にはフィットしないよ、という声も聞こえてきそうですが、日本のビジネスパーソンのみなさんにも役に立つ理論がヤマとありますので、このブログでも今後、紹介していきたいと思います!
MBAではじつに幅広く多くのことを学びます-たとえば、1年目の必修科目だけでも以下のように戦略、ファイナンス、組織、マーケティング、オペレーション、起業、経済などと多岐にわたります。さらにこれに加えて、2年目にとる選択科目が加わります。
LBSの必修科目:
Business Ethics and Corporate Social Responsibility
Business Statistics
Finance
Financial Accounting
GLAM (Global Leadership Assessment for Management)
IT for Business Value
Managerial Economics
Managing Organizational Behavior
Strategic Problem Solving
Strategy
Understanding General Management
Decision and Risk Analysis
Discovering Entrepreneurial Opportunities
Management Accounting
Marketing
Operation and Technology Management
Understanding International Macroeconomics
さあ、どれが一番役立つのでしょうか?
多くの卒業生にインタビューした結果、一致した結論は、意外や意外、ズバリOrganisational Behaviour、すなわち、組織行動論といわれる分野です。リーダーシップ、チームワーク、モチベーションパーソナリティ、コンフリクトマネジメント、ネゴシエーション、組織風土、組織変革、組織設計を扱う一連の理論です。
多くの卒業生が言うには、実際に授業を受けているときは、「なんだかフワフワした話しよなあ、なんか勉強した気にならない」という印象をもつのですが、卒業してみて、見返す唯一のバインダーは、ファイナンスでもストラテジーでもなく、この組織行動論だというのです。面白い現象です。これは何を示唆しているのでしょうか?
結局、最後はヒトにいきつくということ。そして、ここが大事なのですが、ビジネススクールが確立してきた理論の中でも、最も実務に役に立っているのがこの組織行動論といえるわけです。
このブログを読んでいただいているみなさんはお気づきのことと思いますが、個人的には、組織行動論には今、多大な関心を寄せていて、LBSでも、Change Managementを専攻し、全ての組織行動論の選択科目をとっています。
欧米式の組織行動論は日本にはフィットしないよ、という声も聞こえてきそうですが、日本のビジネスパーソンのみなさんにも役に立つ理論がヤマとありますので、このブログでも今後、紹介していきたいと思います!
ラベル:
リーダーシップと組織の視点
2010年4月17日土曜日
スコットランドへゆく!
スコットランドの上の方、インヴァネスにきています。なんとも、ゆっくりとした時間を過ごしています。最近の旅は、もっぱらイギリス国内。そう、イギリス国内にもたくさんたくさん訪れるスポットが多いのです。とくに、スコットランドは、イングランドとはまた別の文化、方言、議会をもつだけあり、独特の雰囲気を感じることができて好きです。
アイスランドの火山によって、早朝の「フライトキャンセルしました」という電撃のメールを航空会社からもらい、 急遽往路を変更して、鉄道の旅へ。9時間も鉄道にゆられてここへやってきました。どこまでも広がるイギリスの田園風景を楽しみつつ、北に登るにつれて、乗客や駅員のアクセントが徐々になまってくるのも、これも鉄道旅行の風情。
アイスランドの火山によって、早朝の「フライトキャンセルしました」という電撃のメールを航空会社からもらい、 急遽往路を変更して、鉄道の旅へ。9時間も鉄道にゆられてここへやってきました。どこまでも広がるイギリスの田園風景を楽しみつつ、北に登るにつれて、乗客や駅員のアクセントが徐々になまってくるのも、これも鉄道旅行の風情。
ラベル:
ロンドンと英国の横顔,
写真で見るヨーロッパ旅日記
2010年4月12日月曜日
アジア・ビジネス・フォーラム(その2)
アジア・ビジネス・フォーラムの4つのパネル:
Asia Economic Outlook
Luxury Goods in Asia
Private Equity in Asia
Entrepreneurship & Innovation in Asia
この中で最も面白かったのは、二つ目のLuxury Goods in Asia。日本におけるLuxuryが、Luxuryの未来を予測するのだという。パネリストの一人、Imran Amed氏のコメントが鋭い:
いわゆるルイヴィトンなどの高級ブランドに日本人はうんざりしている-Consumer Skepticism。もうマーケティングやらブランディングやらで洗脳さらたくない、もう放っておいてくれ、みんなそう思っている
じゃあ、どうすればいいのかというと、徹底的に手の届く値段でValueを提供するか、もしくは、今の高級ブランド以上のスーパーパーソナルサービスを提供するかのどちらか
リーズナブルな値段で本当の価値を提供しているのがユニクロ。ものすごいクオリティが高い。あそこに、Luxuryの未来を感じる。もしユニクロに行ったことがないのなら、行くべき
すなわち、今までの“Luxury”が、ちょうどStuck in the middleになってしまったという指摘です。
もうひとつこの現象の背景には、単純に昔ほどお金持ちなオフィスレディーと彼女たちを支える財力のある男が減ってしまったというのもありますね。お金がない、でも目は肥えている、だから本当にバリューがあるものを買う。
ありとあらゆる課題を抱えている日本。様々な日本における課題は、先進国に先行して直面しているわけで、そうした難題をクリアすることは、先進国攻略、また将来の発展途上国攻略の大きな指針になります。
まさにラグジュアリーの分野を例に、そんなことをこのパネルディスカッションは示唆してくれました。
Asia Economic Outlook
Luxury Goods in Asia
Private Equity in Asia
Entrepreneurship & Innovation in Asia
この中で最も面白かったのは、二つ目のLuxury Goods in Asia。日本におけるLuxuryが、Luxuryの未来を予測するのだという。パネリストの一人、Imran Amed氏のコメントが鋭い:
いわゆるルイヴィトンなどの高級ブランドに日本人はうんざりしている-Consumer Skepticism。もうマーケティングやらブランディングやらで洗脳さらたくない、もう放っておいてくれ、みんなそう思っている
じゃあ、どうすればいいのかというと、徹底的に手の届く値段でValueを提供するか、もしくは、今の高級ブランド以上のスーパーパーソナルサービスを提供するかのどちらか
リーズナブルな値段で本当の価値を提供しているのがユニクロ。ものすごいクオリティが高い。あそこに、Luxuryの未来を感じる。もしユニクロに行ったことがないのなら、行くべき
すなわち、今までの“Luxury”が、ちょうどStuck in the middleになってしまったという指摘です。
もうひとつこの現象の背景には、単純に昔ほどお金持ちなオフィスレディーと彼女たちを支える財力のある男が減ってしまったというのもありますね。お金がない、でも目は肥えている、だから本当にバリューがあるものを買う。
ありとあらゆる課題を抱えている日本。様々な日本における課題は、先進国に先行して直面しているわけで、そうした難題をクリアすることは、先進国攻略、また将来の発展途上国攻略の大きな指針になります。
まさにラグジュアリーの分野を例に、そんなことをこのパネルディスカッションは示唆してくれました。
ラベル:
マーケティングへの洞察,
ロンドンビジネススクールを知る,
世界経済を実感する
アジア・ビジネス・フォーラム(その1)~アジア漬けな1日!
みなさん、こんにちは。こないだの金曜日は、アジア・ビジネス・フォーラム2010が開催されました。私の友人たちが大車輪で企画していたイベントですので、書かないわけにはいきません!
アジアビジネスフォーラムホームページより:
"An Emerging Golden Asia" - A Region of Promises & Opportunities
The Asia Business Forum (ABF) is a major annual event at London Business School. This flagship event is organized by the London Business School Asia Club, in conjunction with the Global Advisory Council.
The Forum, now into its 5th consecutive year, brings together Asia's foremost thought leaders and business executives to share insights on critical issues pertaining to Asia.
昨年のフォーラムがかなり中国にフォーカスした内容でしたので、今年はアジアの地域、扱うトピックもかなり広範になるようにと、企画委員のみんなは知恵を絞ったそうです。内容は、4つのテーマに即して、パネルディスカッションが展開されました。
4つのパネルディスカッション:
Asia Economic Outlook
Luxury Goods in Asia
Private Equity in Asia
Entrepreneurship & Innovation in Asia
また、パネルスピーカーであった、Sandringham Capital Partnersの房氏、マッキンゼーのエアン・ショーン氏、またオーディエンスとしていらっしゃった大使館からの方と短いながらお話できたのも有意義でした。
とくに、エアン・ショーン氏は底抜けに明るいアジアの未来を語っていたのには勇気づけられます。その理由は3つ。まず第一に、域内貿易のますますの発展、第二に十億人以上の中流階級の出現、第三にインフラの整備。
ロンドンの地にいながらにして、久しぶりに黒髪の集団に囲まれるアジア漬けな1日。自分の中のアジア魂を感じると共に、アジアの発展をより身近に感じることができたフォーラムになりました。
アジアビジネスフォーラムホームページより:
"An Emerging Golden Asia" - A Region of Promises & Opportunities
The Asia Business Forum (ABF) is a major annual event at London Business School. This flagship event is organized by the London Business School Asia Club, in conjunction with the Global Advisory Council.
The Forum, now into its 5th consecutive year, brings together Asia's foremost thought leaders and business executives to share insights on critical issues pertaining to Asia.
昨年のフォーラムがかなり中国にフォーカスした内容でしたので、今年はアジアの地域、扱うトピックもかなり広範になるようにと、企画委員のみんなは知恵を絞ったそうです。内容は、4つのテーマに即して、パネルディスカッションが展開されました。
4つのパネルディスカッション:
Asia Economic Outlook
Luxury Goods in Asia
Private Equity in Asia
Entrepreneurship & Innovation in Asia
また、パネルスピーカーであった、Sandringham Capital Partnersの房氏、マッキンゼーのエアン・ショーン氏、またオーディエンスとしていらっしゃった大使館からの方と短いながらお話できたのも有意義でした。
とくに、エアン・ショーン氏は底抜けに明るいアジアの未来を語っていたのには勇気づけられます。その理由は3つ。まず第一に、域内貿易のますますの発展、第二に十億人以上の中流階級の出現、第三にインフラの整備。
ロンドンの地にいながらにして、久しぶりに黒髪の集団に囲まれるアジア漬けな1日。自分の中のアジア魂を感じると共に、アジアの発展をより身近に感じることができたフォーラムになりました。
ラベル:
ロンドンビジネススクールを知る,
世界経済を実感する
2010年4月7日水曜日
MBA科目の教授法はケース・メソッドだけ?
たまには授業のこともブログに書いてみよう!先週末でついに私の冬学期も終了し、残すは最後の夏学期のみ。早いものです。すでに卒業する仲間も多く、あちらこちらで名残惜しむようなイベントやディナーが開かれています。
さて、冬学期にとったのは、5つの選択科目。自分も教壇にたっていたせいか、私の場合、自分が何を学ぶかに加えて、その授業がどのように教えられるか、にも興味津々なわけです。実際、ここでの教授方法は実に多様です。
MBAというと、「ケースメソッド」が有名ですよね。ある実在の企業や人物を記述した20ページほどの冊子(ケース)があり、学生は事前にそれを読みこみ、クラスで議論を展開することで、擬似的にマネジメント体験をするというもの。
実際は、この「ケースメソッド」を基本としつつも、授業によって変化球を組み合わせているのが実態で、いつでもどこでもケース、ケースしているというわけではありません-とはいえ、あくまでもロンドン・ビジネス・スクールでは、という前提ツキです(他のビジネススクールもほぼ同様だと思いますが、知らないので)。
ということで、それぞれの選択科目の教授法をあえてひとつのキーワードにあらわすと何になるか?そんなことを考えてみると、やはり科目ごとにバラバラ。
Leading Teams and Organisations
“ゲーム”
リーダーシップを教えるこの選択科目の特徴は、ゲーム。毎回のクラスで、チームでゲームを行い、そこでのリーダーやチームメンバーの実際の立ち振る舞いを振り返りつつ、リーダーシップについて理解を深めるという手法です。ゲームをするので、純粋に毎回楽しいですが、まああくまでもゲームなので、そこからの学びを実際のマネジメントの現場とどうひもづけられるかが教授の腕の見せ所。
Managing the Corporate Turnarounds
“ゲストスピーカー”
企業再生の修羅場を教えるこの選択科目のキーワードは、ゲストスピーカー。ひたすら、毎回ゲストスピーカーが授業を展開していきました。ターンラウンドマネージャー、バンカー、アリックスパートナーズなどの再生プロフェッショナル、プライベートエクイティから続々とゲストがやってきて、それぞれの視点で話しを語ってくれるというもの。立場を変えれば見える風景が変わることがよく分かるスタイルですね。
Paths to Power
“思想”
影響力の源泉を探るこの授業のポイントは、思想。この領域は古くは哲学からはじまり、社会学、心理学、経営学などじつに多くの学問からの学びがある。群雄割拠という感じでじつに多くの考えが存在している。それらの思想たちが紹介されつつ、クラスで議論して理解を深めていくタイプですね。
New Venture Development
“プロジェクト”
起業とビジネス・プランの書き方を学ぶこの授業は、はい、実際にビジネス・プランを書いて、最後はエンジェル、ベンチャーキャピタルの前でプレゼンするというもの。いわゆる、プロジェクトものです。個人的に試したいアイディアがあったので、チームを募集してプランを書いてプレゼンしましたが、能動的にやっている分勉強になりますね。手間ひまかかるけど学びが多いのはプロジェクトものの特徴。
Financing the Entrepreneurial Business
“自転車”
ベンチャーの資金調達がテーマのこの授業は、まるで自転車を覚えるときのよう。あまり事前に知識は与えられないまま、宿題や課題が課されるというスタイル。ウンウン悩みながらも、転んで擦り傷を負いながら、怪しげなベンチャーのお金周りを肌感覚でみにつけていくわけです。というわけで、けっこう負荷は重いけど、学び感は大きい。もしかしたら、OJTにじつは学びの方法は似ていますね。
こうしてみると、クラスのあり方はじつに多様。ということは、裏返して考えると、じつに学び方というのはさまざまだということを痛感します。この他にもまだまだあるし、さらに開拓の余地もまだまだありそう!
さて、冬学期にとったのは、5つの選択科目。自分も教壇にたっていたせいか、私の場合、自分が何を学ぶかに加えて、その授業がどのように教えられるか、にも興味津々なわけです。実際、ここでの教授方法は実に多様です。
MBAというと、「ケースメソッド」が有名ですよね。ある実在の企業や人物を記述した20ページほどの冊子(ケース)があり、学生は事前にそれを読みこみ、クラスで議論を展開することで、擬似的にマネジメント体験をするというもの。
実際は、この「ケースメソッド」を基本としつつも、授業によって変化球を組み合わせているのが実態で、いつでもどこでもケース、ケースしているというわけではありません-とはいえ、あくまでもロンドン・ビジネス・スクールでは、という前提ツキです(他のビジネススクールもほぼ同様だと思いますが、知らないので)。
ということで、それぞれの選択科目の教授法をあえてひとつのキーワードにあらわすと何になるか?そんなことを考えてみると、やはり科目ごとにバラバラ。
Leading Teams and Organisations
“ゲーム”
リーダーシップを教えるこの選択科目の特徴は、ゲーム。毎回のクラスで、チームでゲームを行い、そこでのリーダーやチームメンバーの実際の立ち振る舞いを振り返りつつ、リーダーシップについて理解を深めるという手法です。ゲームをするので、純粋に毎回楽しいですが、まああくまでもゲームなので、そこからの学びを実際のマネジメントの現場とどうひもづけられるかが教授の腕の見せ所。
Managing the Corporate Turnarounds
“ゲストスピーカー”
企業再生の修羅場を教えるこの選択科目のキーワードは、ゲストスピーカー。ひたすら、毎回ゲストスピーカーが授業を展開していきました。ターンラウンドマネージャー、バンカー、アリックスパートナーズなどの再生プロフェッショナル、プライベートエクイティから続々とゲストがやってきて、それぞれの視点で話しを語ってくれるというもの。立場を変えれば見える風景が変わることがよく分かるスタイルですね。
Paths to Power
“思想”
影響力の源泉を探るこの授業のポイントは、思想。この領域は古くは哲学からはじまり、社会学、心理学、経営学などじつに多くの学問からの学びがある。群雄割拠という感じでじつに多くの考えが存在している。それらの思想たちが紹介されつつ、クラスで議論して理解を深めていくタイプですね。
New Venture Development
“プロジェクト”
起業とビジネス・プランの書き方を学ぶこの授業は、はい、実際にビジネス・プランを書いて、最後はエンジェル、ベンチャーキャピタルの前でプレゼンするというもの。いわゆる、プロジェクトものです。個人的に試したいアイディアがあったので、チームを募集してプランを書いてプレゼンしましたが、能動的にやっている分勉強になりますね。手間ひまかかるけど学びが多いのはプロジェクトものの特徴。
Financing the Entrepreneurial Business
“自転車”
ベンチャーの資金調達がテーマのこの授業は、まるで自転車を覚えるときのよう。あまり事前に知識は与えられないまま、宿題や課題が課されるというスタイル。ウンウン悩みながらも、転んで擦り傷を負いながら、怪しげなベンチャーのお金周りを肌感覚でみにつけていくわけです。というわけで、けっこう負荷は重いけど、学び感は大きい。もしかしたら、OJTにじつは学びの方法は似ていますね。
こうしてみると、クラスのあり方はじつに多様。ということは、裏返して考えると、じつに学び方というのはさまざまだということを痛感します。この他にもまだまだあるし、さらに開拓の余地もまだまだありそう!
ラベル:
ロンドンビジネススクールを知る,
人材育成とビジネス教育
2010年3月25日木曜日
働き方の未来~Future of Work Consortiumより
30年前と今では、働き方はまるで違う。たとえば、フレキシブル勤務なんてなかったし、女性が働くことも極めてまれだったのです。それが、今ではそれが当たり前。
それでは、未来はどうなのだろうか?平均寿命は90歳を越え、60歳を越えてもまだまだ元気な人が多い。
退職してから30年もある。みなそうそうと仕事をやめるとも思えない。そう考えただけでも、僕らの働き方はまだまだ変化していくことだけは確実。
LBSの組織行動の教授、リンダ・グラトンの研究プロジェクトFuture of Work Consortiumにリサーチャーとして参加しているのですが、このテーマが面白い。自分の働き方を振り返る上でとても役に立っています。
このプロジェクトで着目している大きな変化を引き起こす要素は、次の5つ。
1.技術の進化
・ユビキタス化
・技術の低価格化
・新しいインターネット技術の台頭
2.グローバル化
・新興国からのタレント輩出
・人口の都市集中化
・世界交易の拡大
3.人口構成の変化
・先進国の出生率の低下
・長寿化
4.社会の変化
・世帯当りの人数減少
・人々の大企業嫌い化トレンド加速
・フレキシブル勤務の浸透
5.低炭素化
・CO2排出と温暖化
とくに、日本を考えるのであれば、さらに考えておかなくてはいけないのは、3.における人口減少。
こうした要因が重なり合い、お互いに影響を及ぼした結果、どんな将来が待っているでしょうか?
こうした5つの大きなうねりは、
コミュニティのあり方
組織のマネジメントの仕方
チーム運営の方法
個人のキャリアのあり方
を必然的に変えていくことになるわけです。ときにはこうしたマクロトレンドに思いを馳せながら、目の前の仕事に向き合う必要を感じるわけです。
それでは、未来はどうなのだろうか?平均寿命は90歳を越え、60歳を越えてもまだまだ元気な人が多い。
退職してから30年もある。みなそうそうと仕事をやめるとも思えない。そう考えただけでも、僕らの働き方はまだまだ変化していくことだけは確実。
LBSの組織行動の教授、リンダ・グラトンの研究プロジェクトFuture of Work Consortiumにリサーチャーとして参加しているのですが、このテーマが面白い。自分の働き方を振り返る上でとても役に立っています。
このプロジェクトで着目している大きな変化を引き起こす要素は、次の5つ。
1.技術の進化
・ユビキタス化
・技術の低価格化
・新しいインターネット技術の台頭
2.グローバル化
・新興国からのタレント輩出
・人口の都市集中化
・世界交易の拡大
3.人口構成の変化
・先進国の出生率の低下
・長寿化
4.社会の変化
・世帯当りの人数減少
・人々の大企業嫌い化トレンド加速
・フレキシブル勤務の浸透
5.低炭素化
・CO2排出と温暖化
とくに、日本を考えるのであれば、さらに考えておかなくてはいけないのは、3.における人口減少。
こうした要因が重なり合い、お互いに影響を及ぼした結果、どんな将来が待っているでしょうか?
こうした5つの大きなうねりは、
コミュニティのあり方
組織のマネジメントの仕方
チーム運営の方法
個人のキャリアのあり方
を必然的に変えていくことになるわけです。ときにはこうしたマクロトレンドに思いを馳せながら、目の前の仕事に向き合う必要を感じるわけです。
ラベル:
キャリア論と人生,
リーダーシップと組織の視点
2010年3月24日水曜日
発展途上国の起業家育成ビジネス~社会起業ってなんだろう
社会起業って何だろう。
こういうのは、実際に触れるのが早い!ということで、ロンドン・ビジネス・スクールのマイケル・ヘイ教授が立ち上げつつある社会ベンチャー、ビジネス・ブリッジのマーケティングのお手伝いをはじめています。
ビジネス・ブリッジは、発展途上国の起業家を育成するプログラムです。現在は、南アフリカをパイロット拠点としてテスト活動を展開しています。
いわゆる、Social Entrepreneurial Venture、日本でいうところの社会起業といえそうです。興味のある方は、ホームページに簡単な紹介ビデオがみれます。
ビジネスのコンセプトは、ハイクオリティな教育コンテンツを、安価で発展途上国に提供するというモデル。
Blended Learningといわれる手法で、オンライン教育と、クラス教育の二つを活用します。オンライン教育の部分は、すでにあるe-learningコンテンツを焼き直し、クラス教育は、ビジネススクールの卒業生を活用するというもの。
収入源は、学生からの授業料とドネーション。また、e-learningを併用することによっても授業料を安価に抑える。
南アフリカは、ご存じのとおり零細起業家が多く、じつはそれほどきちんとした教育を受けている人は多くありません。そういう人々に対して、ビジネスの基本的な考え方を教えることによって、多くの効果を見込めるのではないかというわけです。
発展途上国の人材育成とはどうあるべきか?社会起業はどういうビジネスモデルが機能し、どう成長すべきか?など関心はつきません。学びの大きそうなプロジェクトになりそうです!
こういうのは、実際に触れるのが早い!ということで、ロンドン・ビジネス・スクールのマイケル・ヘイ教授が立ち上げつつある社会ベンチャー、ビジネス・ブリッジのマーケティングのお手伝いをはじめています。
ビジネス・ブリッジは、発展途上国の起業家を育成するプログラムです。現在は、南アフリカをパイロット拠点としてテスト活動を展開しています。
いわゆる、Social Entrepreneurial Venture、日本でいうところの社会起業といえそうです。興味のある方は、ホームページに簡単な紹介ビデオがみれます。
ビジネスのコンセプトは、ハイクオリティな教育コンテンツを、安価で発展途上国に提供するというモデル。
Blended Learningといわれる手法で、オンライン教育と、クラス教育の二つを活用します。オンライン教育の部分は、すでにあるe-learningコンテンツを焼き直し、クラス教育は、ビジネススクールの卒業生を活用するというもの。
収入源は、学生からの授業料とドネーション。また、e-learningを併用することによっても授業料を安価に抑える。
南アフリカは、ご存じのとおり零細起業家が多く、じつはそれほどきちんとした教育を受けている人は多くありません。そういう人々に対して、ビジネスの基本的な考え方を教えることによって、多くの効果を見込めるのではないかというわけです。
発展途上国の人材育成とはどうあるべきか?社会起業はどういうビジネスモデルが機能し、どう成長すべきか?など関心はつきません。学びの大きそうなプロジェクトになりそうです!
ラベル:
人材育成とビジネス教育,
世界経済を実感する
2010年2月15日月曜日
組織の中の政治力はどうやって生まれるのか?(その2)
影響力、政治力、権力の源泉は、何なのでしょうか?じつは、色々な議論をみてみると、大きく分けて二つの潮流がありそうです、というのが以前のエントリ:
主張1:影響力、政治力、権力の源泉は、その人のポジションである
主張2:影響力、政治力、権力の源泉は、その人のキャラである
さて、主張1を明確にうたっているのが、この分野の古典、Jefferey Pfeffer教授の「MANAGING WITH POWER Politics and Influence in Organizations」でしょうか。マキァベリの「君主論」の現代版とも呼ばれている本ですが、日本ではそこまで有名ではありませんね。
原著:
日本語訳もあるようです。オリジナルは、1992年発刊ですが、なんと日本版が出たのは去年!いままで訳されなかったのがおかしかったくらいですが、やはりテーマがテーマだけに、なんというかダークな感じがして、今まで訳されなかったんでしょうか?
訳書:
“Our tendency to overemphasize the causal importance of people and their characteristics, and underemphasize the importance of situational factors”
“Although individual attributes are important, my view is that being in the right place is more essential”
と、明確に主張1、すなわち、ポジションが大事と言い切っているわけです。
彼、曰く、ポジションに関わる権力の源泉は次の3つ:
1) リソースのコントロール:予算、設備、仲間を得ることのできる地位
2) 情報に対するアクセス:組織内で何が起きているか、だれが何を考え、何をしているか
3) 権限:組織の中でright placeにいること
さに、そうした影響力、権力、政治力を上手に使うための方法についても、本書では指南しています。
1) 人間のもつ心理効果を使え
2) タイミングが命~やめさせたければ意図的に遅らせよ、やりたければ先制攻撃をしかけよ
3) 情報を政治的に上手に活用せよ
4) 権力を集約できるように、組織を変えよ
5) 権力の象徴として、セレモニー・儀式も重要
具体例がアメリカの政治ばっかりで、日本人の僕にはイマイチピンとこないものの、生々しいアドバイスがぎっしり。
Pfefferが言いたかったことを、乱暴にまとめれば:
みなさんは、どう思われたでしょうか?なかなか、説得力がありますね。そのうち、もう一方の主張もみていきたいと思います。
主張1:影響力、政治力、権力の源泉は、その人のポジションである
主張2:影響力、政治力、権力の源泉は、その人のキャラである
さて、主張1を明確にうたっているのが、この分野の古典、Jefferey Pfeffer教授の「MANAGING WITH POWER Politics and Influence in Organizations」でしょうか。マキァベリの「君主論」の現代版とも呼ばれている本ですが、日本ではそこまで有名ではありませんね。
原著:
日本語訳もあるようです。オリジナルは、1992年発刊ですが、なんと日本版が出たのは去年!いままで訳されなかったのがおかしかったくらいですが、やはりテーマがテーマだけに、なんというかダークな感じがして、今まで訳されなかったんでしょうか?
訳書:
“Our tendency to overemphasize the causal importance of people and their characteristics, and underemphasize the importance of situational factors”
“Although individual attributes are important, my view is that being in the right place is more essential”
と、明確に主張1、すなわち、ポジションが大事と言い切っているわけです。
彼、曰く、ポジションに関わる権力の源泉は次の3つ:
1) リソースのコントロール:予算、設備、仲間を得ることのできる地位
2) 情報に対するアクセス:組織内で何が起きているか、だれが何を考え、何をしているか
3) 権限:組織の中でright placeにいること
さに、そうした影響力、権力、政治力を上手に使うための方法についても、本書では指南しています。
1) 人間のもつ心理効果を使え
2) タイミングが命~やめさせたければ意図的に遅らせよ、やりたければ先制攻撃をしかけよ
3) 情報を政治的に上手に活用せよ
4) 権力を集約できるように、組織を変えよ
5) 権力の象徴として、セレモニー・儀式も重要
具体例がアメリカの政治ばっかりで、日本人の僕にはイマイチピンとこないものの、生々しいアドバイスがぎっしり。
Pfefferが言いたかったことを、乱暴にまとめれば:
- 何かを成し遂げるには権力、影響力、政治力=パワーが必要!
- ところが、みんなパワーの話しをセックス以上にタブー視しているが、それではダメ!
- はっきりいうと、パワーの源泉は、ポジション!
- そのポジションを獲得し、上手にパワーを行使し、良いことを成し遂げていこう!
みなさんは、どう思われたでしょうか?なかなか、説得力がありますね。そのうち、もう一方の主張もみていきたいと思います。
ラベル:
リーダーシップと組織の視点
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