2009年1月1日木曜日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

昨年は、個人的にも、社会的にも変化の大きな一年でした。会社を休職して、ロンドンに留学のために移ってきたのが、5ヶ月前。新鮮な気持ちでアカデミックな世界で勉強しはじめました。多くの気づきとともに、新しい友人・知り合いが急速に増えていく5ヶ月でした。と同時に、金融危機が一気に顕在化して、それに伴い政治、経済が世界同時テロのように混乱状況に陥り、結果として、実体経済へもそれ相応の影響が出始めました。

なんといっても、ロンドンにきたときに、1ポンド=220円だったのが、急降下をたどり、今や130円前半を彷徨っているのです。今までならばある程度客観的にみられたのが、今回は、生活コストにもろにインパクトを与えるため、この経済の激変を肌で感じることとなりました。きちんと通貨を分散して貯蓄して、為替変動からのリスクを回避しておくことの重要性を理解しました。

それにしても、何とも揺れ幅が大きくなってきた世の中になったものだと思います。80年代後半の米国の株価下落、90年代後半のITバブル崩壊、そして今回のサブプライムローンを発端とした金融危機と回を追うごとに、そのインパクトの範囲も深度も増してきました。

しかし、危機とは、よく表現されたコトバだと思います。「危」と「機」。そう、「危」であると同時に「機」であるのが「危機」。すなわち、危機とは「機」=チャンスでもあるわけです。たしかに、過去の金融・経済危機においても、その後にIT経済の出現、新興国の台頭などと、大きなチャンスもひろがりました。

こうした、振幅の激しい時代とつきあっていくためには、個人としては、今まで以上にしなやかに生きていく必要があるなあと感じています。キャリア力が問われてくるのだろうなと思います。すなわち、どんなところでもやっていける、カルチャー的にも、スキル的にも、すぐ柔軟に対応できるような能力、適用できる能力、学習できる能力が確実に必要だと思います。しなやかさを身につけるべく、LBSでの様々な機会を引き続き楽しんでいきたいと思います。

ひきつづき、日々の出来事を実況中継したり、考えたことの備忘録としてアップしたりと、気になったことをとりとめもなく書いたりと、ゆるくやわらかくブログを綴っていきたいと思います。

今年もみなさま、どうぞよろしくお願いします。

2008年1月1日

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