2009年3月13日金曜日

学生による起業ネタ見本市;アントレプレナーシップの授業から

“起業家精神”が起業をするにしろ、就職にしろ高まってきている中、やはりLBSにも必修科目として、Entrepreneurshipの授業があります。その名も、Discovering Entrepreneurial Opportunities(DEO) という授業で、このWinter Termの中では、けっこう“カネ”をかけている方の授業ではないでしょうか。London Business SchoolのEntrepreneurship領域の心意気を感じさせます。

というのも、この授業のフィナーレには、「トレードショー」が行われるのです。各スタディグループが、新しいアイディアにもとづいた商品のプロトタイプをつくり、なぜそれがビジネスとして有望なのかを説明するパネルもつくり、ちょっとしたブースを出展するのです。そして、実際のベンチャーキャピタリストやエンジェルが各グループの新ビジネスを審査して、それがそのまま授業の成績になるというもの。

また、なぜか毎回、LBSのアントレ系の授業を率いるMicheal HayとDominic Houlderおよび、ティーチングアシスタントのChrisの三人がきまって授業に訪れるので、これも人件費を食っているなと思います。その上、多くのゲストスピーカーを招いているのも特徴でしょうか。発想法については広告代理店のサーチ&サーチから、大企業の中でビジネスを立ち上げていく話しについては、Pwc Strategyからゲストスピーカーがきました。またもちろんVenture CapitalistやAngel投資家のゲストスピーチもありました。

クラスの進め方としては、通常のケースディスカッションとゲストスピーカーによるレクチャーと並行して、スタディグループで粛々とトレードショーに向けた新商品プロトタイプに励むという感じです。正直、ケースからの学びは、いまひとつピンぼけのような感じで、そのクラス設計はいただけなかったですが、最後のフィナーレ、「トレードショー」は大いに盛り上がりました。

総勢50グループがそれぞれブースを出展して、各グループおもいおもいの商品をピッチしているのを見るのは壮観です。我がグループは、Personal Safetyに関する携帯のアプリケーションを提案しました-グループメンバーのIT engineerが実際にプログラミングをして、あっさりとプロトタイプを作ってくれました。とはいえ、残念ながら優秀賞には選ばれず(;_;)。アカデミックだけに偏らず、どこかリアルビジネスの接点が保てるような授業は、適度な緊張感を生み、全体としてはなかなかいい試みの授業だったと思います。

「トレードショー」の様子。みな出展準備中。

エンジェル投資家に口どく時はみんな真剣そのもの。

優秀賞発表の瞬間。ちょっとした緊張感走る。


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