2009年8月20日木曜日

フィンランド航空の日本への力の入れよう

British Airwaysにてっきり乗るのかと思っていたら、コードシェア便でフィンランド航空でヘルシンキまで飛ぶことになりました。ヒースローまでの道中、3歳の息子は、気分はBritish Airwaysで盛り上がりまくっていたので、FinnAirという得たいの知れない航空会社を使うと分かる否や、大ブーイングを始める始末でしたが、新しい航空会社の飛行機に乗れることを諭すと、まあ何とか納得。

フィンランド航空は、青を基調とした機体に乗り込み、機内誌をぱらぱらとめくると、とてもオモシロいコトを発見したのです。なんと、ヨーロッパ以外の便では、フィンランド航空、ダントツに日本便へ力を入れているのです。下の写真で、赤が自前の便、青がコードシェア便なのですが、はるか彼方北欧の国がこれだけの日本の都市に飛行機を飛ばして生きているのです。その数、日本へ9都市!それも、日本以外は、ほとんどといって飛ばしていない。まさに、日本への1点バリ!



このあたりに、小国フィンランドらしい「選択と集中」をガツンと見せられたような気がします。第二の経済大国、そしてヨーロッパ諸国にあこがれる日本国民、そのあたりを見抜いて、日本便へ力を入れているように見えます。ヨーロッパへの航路は、北回りで入っていくのが最も近いため、JALでもフィンランドの上空をとおりながらヨーロッパ諸国へ着陸していくのです。そう、フィンランドは、航路におけるヨーロッパの玄関ということになるわけです。

日本からフィンランドへは9時間強、そこからたとえば、ロンドン・ヒースローは3時間、すなわち、合計12時間強。直行便だと12時間弱。つまり、フィンランド・ヘルシンキでトランジットをする必要はあるのですが、それ以外は、ほとんど時間を無駄にすることなく、ヨーロッパ諸国へ入っていけるのです。もちろん、フィンランド航空は、ヨーロッパ諸国へは、それこそ、網の目を張り巡らせたように大量に飛ばしています。まさに、トランジットで儲けるビジネスとでもいいましょうか。

ロンドンへ行くときも、疲れるのが最後の3時間。ちょうど7,8合目あたりが疲れてくるわけで、そんなちょうど良いタイミングで、一度、空港に降りたって見るというフィンランド航空でヨーロッパというのも案外悪くないかも知れない。実際、ロンドン-ヘルシンキ便では、イギリス観光を終えた日本人がザクザクと乗っていました。ちょうど関空便への乗り継ぎができるタイミングらしく、ひさびさに多くの関西弁を聴くことができました(笑)。

逆に、ヨーロッパ人の日本への旅行を促すことも考えているらしく、機内誌の特集は、なんと京都でした。最近の、体験型旅行のブームに乗っかるような形で、お寺にとまって、座禅を体験してみないか?とのことなのです。お寺の中には、アメリカ留学の経験のある英語がペラペラのお坊さんもいるらしく、そいうところだと、英語で禅を体験できるとか。西洋文化どっぷりのヨーロッパ人が、いきなりお寺で寝泊まりかつ禅を体験したら、それはそれはインパクトがあるかもしれない。




フィンランド航空の「選択と集中力」を見せてくれた機内誌でした。

おまけ:フィンエアの機内食

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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