2008年9月18日木曜日

「話す」「書く」「読む」のトレーニング

Global Leadership Development Programme

こんな名前の科目を今受けています。訳すと、「国際的なリーダーシップの育成プログラム」という感じでしょうか。さすが、国際的なLondon Business Schoolのプログラム、なんとも、すごそうな科目です。しかし、ふたを開けてみると、なんていうことはない、ビジネスにおける「話す」「書く」「読む」をトレーニングする科目なのです。

この科目は、Business CommunicationsとFurther Skills Development Portfolioに分かれていて、前者は、「話す」「書く」をカバーし、後者は、「話す」「書く」「読む」のよりアドバンストの内容をカバーします-たとえば、速読術、効果的な書き出しなどなどが用意されているようです。

今日は、丸一日、「話す」トレーニングを受けてきました。いわゆるプレゼンというやつです。職業柄、コンサルティングをやっているので、プレゼンは多くこなしてきていますが、改めて、一日じっくり振り返ってみると、自分のくせやスタイルがみえて、それはそれは、とても有意義なプログラムだったと思います。

実際に、プレゼンをし、講師が毎回プレゼンの様子をビデオで録画して、すぐフィードバックをもらいます。これを4回ほど繰り返すわけです。一人でプレゼンする場合、メモを作ってプレゼンする場合、1分で重要事項を伝えなければいけない場合、グループでプレゼンする場合など、いくつかのシーンを想定してプレゼンをするわけです。

6人のグループで受講するので、他人のプレゼンテーションスタイルも同時に見ることができるので、ほかのメンバーから学ぶことも多いです。講師もこっそりと、つまらなさそうにしているリスナーの様子も録画し、「こういう聞く態度はどうか?」など、何気ない聞き手の姿勢などもフィードバックされます。

そして、今回の講師のメッセージは、「プレゼンするときはプレゼンをするな!」ということでした。すなわち、プレゼンするぞ!という姿勢で臨むと、あなたの素が見えなくなり、結局はメッセージが伝わらなくなってしまう。

なるべく自分の素のスタイルを生かせ、自分を作り上げるのではない形で、プレゼンせよ、という逆説的なメッセージを何度も投げかけられました。クライアントに資料をもっていったとしても、その資料を決して、読むのではなく、早く相手との会話にもっていきなさい、これが彼が伝えたかったことでした。

「話す」。きわめてベーシックなスキルですが、一方で奥が深いものです。そして、いろいろな流派が存在します。自分らしいプレゼンスキルを磨いていきましょう!

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