2009年2月11日水曜日

チェコの産業は何だろう?


チェコは、20年ほど前まではソ連邦の一翼を担っていた共産主義の国。それが今は、国家としても独立をし、EUに加盟し完全に西欧諸国派に翻った国です。共産主義から資本主義への移行が比較的にうまくいったとされている国のひとつのようです。

さて、そんなチェコはどんな産業をもっているのでしょうか。

その1:自動車
言わずとしれたチェコの自動車メーカー「シュコダ」があるおかげで、チェコは、製造業には定評があるようで、トヨタもチェコに工場をもっています。チェコ人のガイドも、トヨタ車が走っているのをみかけると、興奮して、これはトヨタだぞ!工場がここにあるんだと熱心に説明してくれていましたっけ。


その2:ガラス~ボヘミアグラス
お土産屋やちょっとおしゃれな店をのぞくと必ずあるのが、ガラス細工やグラスの数々。しかし、このご時世、少し高級なグラスを買わなくても困る人がいるわけでもなく、有名なガラスメーカーがバタバタと倒産しているという悲劇に見舞われているようです。イギリスでも、陶器で有名なウェッジウッドー日本でも百貨店でよく見かけますねーが倒産に追い込まれましたが、この手の自分たちを着飾るための、生活必需品ではない産業はとても苦しい時期です。


その3:ビール
世界一おいしいと言われるチェコのビール。私はアルコールをあまり飲めないので、よく分からないのですが、まあおいしいようだ。どこの店にいっても、ビール、チェコ産!と誇らしげにメッセージを出している。現地の人に聞くと、ガラス産業とは全くもって、対照的なことに、チェコのビール産業は、今の金融危機発の経済不況の煽りは受けていないのだそうだ。職を失った人が鬱憤晴らしにビールはかかせないことか。もしくは、こうした常習性の高い生活品は需要が落ちないと言うことか。


その4:観光
そして、何といっても、観光。プラハをはじめとして、いくつもの世界遺産を抱えるチェコは、やはり世界中の旅行者のあこがれの的となっています。厳しい歴史をくぐり抜けているチェコではありますが、本当に幸運なことに、それほど街が破壊されてこなかった分、そのままそれが観光資源としての力となっていると言えるでしょう。

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