2009年12月17日木曜日

スペイン~城を改装した豪華ホテル

パラドールをご存じでしょうか?

パラドールとは、スペインにある国営のホテルチェーン。なんとその数はいまや、92。国営といって、侮ってはいけない。これらのホテルは、昔の城、宮殿、修道院を改装してホテルにしていることも多く、スペインの歴史や文化を堪能するにはうってつけ。

"観光の中心地ヨーロッパ、そしてその中の歴史と文化の宝庫スペインには素晴らしいホテルがたくさんありますが、スペイン独自に開発され国営のホテルとして世界中の脚光を浴びているのがパラドールなのです。"

"ベガ・インクラン伯爵が(現国王の祖父にあたる)アルフォンソ13世に提唱して自分の所有するグレードスの狩猟の為の山荘改装し1928年にパラドールとして公開したのが第一号です。その後、貴族制度の崩壊と共に荒れ果てていた昔からの歴史的建造物である古城や宮殿、修道院といった文化財を国家で買い受けあるいは借り受けて修復を施しホテルとして見事に蘇らせることに成功したのです。"

"文化財の保存の費用を生み出し、宿泊客からは一級の設備の整ったホテルでありながら、実在の歴史上の人物がかかわった城や宮殿に実際に触れ、中世の旅が味わえるということで世界中の旅行客から人気を集めているのです。アルハンブラ宮殿の修道院を利用したホテル・サンフランシスコや神聖ローマ帝国皇帝を兼ねたカルロス5世が住んでいたハランディージャ・デ・ラ・ベラなどは特に有名です。"


(パラドールの日本総代理店ウェブページより)

そして、驚くべきはその破格の値段。20歳~35歳までの若者であれば、何と一泊朝食付きで56ユーロ(およそ7500円)で泊まれるのです。これは、日本でいえば、東横イン並のローエンドな値段で、ラグジュアリー感満載のホテルを満喫できるわけです。その他シニア向けや連泊割引なども多く用意されていて、賢く使えばかなりよいと思います。

これを見逃さない手はないでしょう。

凍えるロンドンを逃げるようにして、やってきたのが南国色漂うマラガのパラドール。ここは、マラガの街並みを一望できるジブラファル城にあり、そこからの景色は息を飲むかのよう。マラガの海、街並み、要塞を展望するこの景色は、ホテルのロビーからはもちろん、レストラン、そして部屋からいつでも眺めることができるのは何とも贅沢。

爽やかで心地よい風とともにこの景色が朝を出迎えてくれ、夜は夜景とともにこの景色を楽しむ。中心街からは少し離れた丘の上にあるため、喧騒からも離れ、なんだかとてもゆったりとした時間が流れるていくかのよう。

そして、なによりもいいのがスタッフが子どもにとてもフレンドリー。あまりにもラグジュアリーすぎるホテルに泊まって、子どもが騒いで肩身がせまくなることもないのが嬉しい。



マラガのパラドールは30部屋


左にあるのがパラドール~最高のロケーション!


部屋からの景色


歴史を感じさせる佇まい


アンダルシアの雰囲気に寄り添うように過ごすことができたパラドール。次はどこのパラドールに行こうか、そんな風に思わせる魅力があります。
Posted by Picasa

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