標高800メートルに位置するロンダは、なんと、岩だらけ。何人かの方々からロンダを薦めてもらったので、やってきました、この町に。スペインのマラガからバスで1時間45分ほどかけて、地中海沿岸から山へ登っていく。バスの車窓から、のどかな田園風景やなだらかな斜面と段々畑、また時折通り過ぎる白い屋根が連なる小さな街を楽しんでいると、ロンダにつく。この辺りのバスは、どれもすこぶる快適。シートの余裕もたっぷりあるし、バスの車体も新しいのがいい。スペインらしからぬ、時間の正確性も旅行者には強い味方です。
さて、このロンダの最大の見せ場は、この標高差100メートルあるヌエバ橋からの絶景。このような見せ場スポットは、まず日本ではあり得ない。危険すぎるのです!
そして、その深くV字に切り出された谷をのぞき込むと、おお、久々に味わうこの恐怖の感覚。もうかれこれ10年以上前には、山岳部時代に日本アルプスを縦走したいた頃の感覚が瞬時によみがえって来ました。
ヌエバ橋から望む、岸壁にはせり出すようにホテルやレストランが建ち並びます。日本のように地震が多い国でしたら、まず建築基準法にひっかかって、こんなのは無理で、観光スポットにならないでしょうね。
これは橋の反対側からの景観。いやー、人間、どんなところにでも住めるものですね。巨大岩の上にあるロンダは、コルトバと打って変わって、力強さたっぷりの街となりました。そして、やはりこれくらいのインパクト!がないと観光スポットにはなり得ないというのもひとつの教訓です。
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