2008年12月25日木曜日

Merry Christmas! ~ローストターキーに挑戦~

今日はクリスマス・イブ。

クリスマスが差し迫ると、街中はなんだかせわしなく、とても混んでいます。そして、いたるところに大小のクリスマスツリーを見かけることができて、ロンドンの街をクリスマスらしく彩っています。

そして、クリスマスツリーとあわせて、さまざまなライトアップがなされています。ここのライトアップは、どちらかというと、単色系のとても落ち着いたライトアップです。おそらく、こちらの人が日本の、クリスマス・イルミネーションをみたら、「うわ、派手~、やっぱりアジアだ」ときっと思うことでしょう。

あくまでも、ロンドンのイルミネーションは、飾りであり、それ自体が主役ではないのです。

せっかくロンドンにいるのだし、クリスマスらしいことをしようと、今日はロースト・ターキーに挑戦!

さっそく、近くのスーパーのwaitroseで七面鳥を調達してきます。やはり、ヨーロッパ。どこにいっても七面鳥は手に入ります。スーパーにごろごろと、丸ごとの七面鳥が並んでいるのはある意味で、滑稽な光景です。

それにしても、どのターキーもでかい!すでに売り切れてしまったのだろうか。一番小さそうなおよそ7キログラム弱のターキーをみつけた。「これにしよっか」

しかし、このターキー、表示をよくみると、11人~15人用と書いてあるではないか。我が家族は、妻と3歳の子供と私のほぼ2.5人。いかんせん、このターキーだと大きすぎるでしょう、と一瞬躊躇するも、せっかくの機会なので、強引にそのまま買うことにした。そのターキーを持ち上げる。

重い。

ちなみに、お値段の方は、30ポンドだったので、およそ4000円ちょっとという感じでしょうか。かつ、消費税対象外の商品だそうだ。日常品には消費税がかからないのが、EU流。このあたりの概念は、全商品一律に消費税アップを議論している日本とは根本的な思想が異なるのです。

それにしても、ターキーって、日常品なんだ。

スーパーからの帰りは、私が息子をだっこし、妻がターキーをもつものの、帰りにターキーの袋がやぶれるというハプニングが発生。いやー、なんだか慣れません。

さぁ、つくるぞ。

レシピを読む。オーブン170度で、40分/Kgやく。えっ、1kgあたり、40分?ということは、7kg×40分=280分=4時間40分。なんと、5時間弱も焼くんだ!!これは、うちの子は今日は食べられんな。まあ、明日の朝ご飯に食べさせよう。

七面鳥を水でよく洗い、タオルで水気をとる。
七面鳥の中に詰めるスタッフィングをつくって、詰める。
塩、こしょうをよく揉み込み、溶かしバターとオリーブオイルをべたべたと塗る。
そして、オーブンで焼く。
30分おきに、肉汁と溶かしバターとオリーブオイルを塗る。

意外と作り方はシンプル。でも、30分おきに、オーブンから取り出して、肉汁と溶かしバターとオリーブオイルを塗る作業を繰り返していると、あたかも我が子の成長をみるように、だんだんと七面鳥に愛着がわいてくるのです。

そして、30分おきにオーブンから取り出す度に、どんどんときつね色に成っていく様をみるにつけ、手塩を掛ける甲斐があるなあと思うのです。

そして、ついに完成!歓声!

しみ出した肉汁に塩こしょうをし、片栗粉でとろみをつけて、グレービーソースをつくる。

一口目。うまい!肉が非常にやわらかい!慣れないことを試行錯誤しながらやったので、いっそうおいしく感じたのかもしれない。

それと、日本でターキーを買うと冷凍品になってしまうのだが、こちらで買うと冷蔵品なので、その点もいいのかもしれない。

ターキーはまだまだ残っています。年末に向けて、ターキーづくしが待っていそうです。まずは、明日の朝、子供にたくさん食べてもらおう。

さあ、そろそろ、子供のベッドにクリスマス・プレゼントをそっと置きに行こうかな。これも、とても大事な仕事だ。

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