2008年8月26日火曜日

COUNT DOWN TO LONDON 2012



この週末のロンドンは賑わっていました。そもそも、8月のバケーションシーズンということで、多くの観光客が訪れるシーズンの上、2012年のロンドンオリンピックに向けたカウントダウンが始まったのでした。

北京オリンピックからロンドンオリンピックにバトンが渡ったことを祝して、バッキンガム宮殿の前で盛大なイベントが行われていました。久々にバッキンガム宮殿を見に行こうとしたら、人、人、人の嵐。何だろうと思ったら、このイベントだったわけです。バッキンガム宮殿の前のイベントの様子を、周辺の公園やトラファルガースクウェアでも巨大スクリーンで映し出していて、皆思い思いに楽しんでいるようでした。

"On 24th August the Olympic Games are ours"
"The party's over - so let's get THIS party started"
無料で配られていたTHE Sunからの抜粋ですが、ついに自分たちの番がきた!というニュアンスがよく伝わってきます。みなユニオンジャックの旗をかざして、とても誇らしげでした。

2012年のオリンピック誘致合戦では、ロンドン、パリ、マドリッドなどと熾烈な戦いをして、僅差でたしかロンドンが勝利しました。

しかし、ふと思うのが、なぜオリンピックを誘致したがるのでしょうか?

たしかに北京のような発展途上にある都市が開催する理由は分かる気がします。このトピックについては、中国人のJessicaが、英語研修の中でプレゼンしていましたっけ。ひとつには、オリンピックの開催を契機にしたインフラの整備があげられるでしょう。地下鉄、道路、バス、タクシーなどの公共機関がいい例でしょう。外国から人がきても、何不自由なく利用できるようにする。とても大事なことだと思います。

それから、世界からの注目を浴びるというのも、もう一つの効用でしょうか。今まで、発展途上として認知されていた都市から先進都市への仲間入りするための通過ポイントとでもいいましょうか。

しかし、すでに先進都市である、ロンドンが開催するメリットとは、いったい何なんでしょうか?すでに、知名度抜群のロンドン。すでにインフラも整っているロンドン。たしかに、一時的に公共工事は増えるかも知れませんが、やはり一時的にしか過ぎません。

先進都市がオリンピックを開催する理由に疑問が残る今日この頃です。

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