2009年5月23日土曜日

"水タバコ"と"アラビアンナイト"

シーシャをご存じでしょうか。シーシャとは、水タバコのこと。かなり前にエジプト人のカップルを家にお招きして食事をしたときに、エジプトでは、カフェ感覚で、水タバコをのむんだといっていたのを聞いて以来、いつか試してみようと思っていたのです。そんな水タバコを今晩は同期の、ロシア人と、香港系イギリス人と楽しんできたという、他愛のない話しです。

やはりロンドンは多民族都市なだけあって、ロンドンにはEdgware Roadとよばれるアラブ通りがあります。London Business SchoolからBaker Street駅から一駅、学校からは歩いていけるところです。そして、この通りの先は、あのOxford Streetに直結しているという、まさにロンドンのど真ん中にその通りはあります。

いわゆるChina Townに入ると、太字の漢字やら、赤い門やらに囲まれて、お、これぞ中華!と感じるのと同じようなインパクト、いや、でも中華街とは違ったテイストなのがEdgware Roadです。あらゆるところに、魔術的なアラビック文字が並び、多くの人はもちろんアラブ系民族がいる。そして、もちろん、その通りにあるレストランやら、喫茶店の多くで、水タバコが楽しめます。

軽く、アラビアンな夕飯を、食べるつもりが、巨大なラムにやや圧倒されつつ、格闘しながら、食べる。彼らは、きわめて大食いなのだろうか、いやものすごい量がくること。メインしか頼まなかったけれど、これで前菜やら、なんやら、デザートやらを食べたら、いったいどうなることやら。うれしいことに、価格はリーズナブル。


そのあとは、プカプカと水タバコを満喫してみる。私は実は仕組みはよく分かっていないのですが、高さでいえば50センチくらいの器具を使って、なにやらフレーバーのついたたばこを、炭でいぶって、それを水に通して、吸うというしろもの。友達や恋人としゃべりながら、はたまた一人で思索にふけりながら、ゆっくりと時間を過ごすわけで、まるで喫茶店で珈琲を飲むような感覚。



フレーバーは、リンゴ、グレープ、ミントなどさまざまなで、甘いフルーツ系が多いようです。ですので、この通りは、ぷかぷかとみな水たばこをやっているおかげで、歩いていると、どことなく甘い香りが漂ってくるのです。

友人は、これはニコチンが入ってないから健康に害はないんだ、と主張していましたが、果たして、ほんとうなのか?明らかにニコチンが入っているような気がしたのは気のせいでしょうか。その上、へたをすると、ずーっと1時間も2時間も吸い続けていることになるので、その間に吸引する煙の量は一体どれくらいになることやら。さらに、機器の性能なのか、かなり激しく「ぐーーーっと」吸い込まないと、煙が這い上がってこないので、その結果、一度に大量の煙を吸うことになる。

少しロジカルシンキングをしてみよう。

摂取するニコチンの量=①一回当りのニコチンの量×②一回当りの吸う総量×③吸う回数

だとすると、通常の喫煙に比べると、②はおそらく2から3倍、③は低く見積もって1時間吸うとすると、普通のたばこ1本の10倍?、①はよく分かりませんが、半分としても、トータルで、水たばこ一回は、たばこ15本くらいの計算になる?のでしょうか。ちょっと不健康的?

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ロンドンのど真ん中で満喫したアラビアンナイトでした。

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